レオナルドの描く風景

《モナ・リザ》に描かれている風景をレオナルドの他の絵と比較することで、レオナルドが「天地創造」の歴史の中に「人間」を位置づけることに執着していたことが明らかになります。水面に縁取られた山々の長い連なりはきわめて野性的な性格を与えられ、人物像はその前に置かれているのです。

  1. 《幼子イエスを抱く聖母》、通称《カーネーションの聖母》(1475年)
  2. 《幼子イエスを抱く聖母、洗礼者ヨハネと天使》、通称《岩窟の聖母》(1483‐86年頃)
  3. 《聖母子と聖アンナ》、 通称《聖アンナ》(1503‐19年頃)
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